引っ越しが終わると、長かった家づくりが完成したように感じるところ。けれど、本当にその家を知るのは、春夏秋冬を一度ずつ過ごしてからです。
朝の光、真夏の暑さ、冬の足元、雨の日の音など、図面や見学では分からなかったことが見えてくるもの。小さな違和感も、時間がたつといつからだったか分からなくなりがちです。
不満を探すためではなく、家を上手に育てるために、一年目に記録しておきたいことを整理します。
季節ごとの温度と湿度を残す

よく過ごす部屋、寝室、脱衣所などで温度と湿度をノートに残しておきたい。外気やエアコンの設定も一緒に残すと家の傾向が分かってきました。
結露、乾燥、においが気になる場所も写真に残しておこうと思うんです。換気や日よけを変えた結果も比べてみようと思うんです。
光と風の変化を見る

季節によって太陽の高さが変わり、室内へ入る光も変化するもの。暑い時間、まぶしい場所、冬に暖かい場所をノートに残しておきます。
窓を開けたときの風、外の音、においも確認しておきたいところ。カーテンや植栽を追加するときの材料になりそうです。
設備の小さな変化を記録する

扉の動き、床の音、水の流れ、設備の表示など、以前と違うと感じた日を書いておきたい。写真や動画があると説明しやすくなるもの。
自分で無理に直さず、保証や点検の窓口へ相談してみようと思うんです。いつ、どの条件で起きるかを伝えます。
収納と動線を見直す
実際に暮らすと、使う場所としまう場所が合っていない物が出てくるもの。戻しにくい物、床に置かれる物を確認しておきたいところです。
大きな収納用品をすぐ買わず、棚の高さや置き場を少しずつ変えたい。家族の動きに合わせて収納を育てます。
点検前に一覧をつくる
定期点検の前に、気になる場所と質問を部屋別にまとめておきたい。口頭だけでなく、写真と発生時期を見せます。
補修した内容、交換した消耗品、業者の回答を家の記録に加えたい。一年目の情報が、将来の修繕計画の基準になりそうです。
一年目は家具や収納用品を急いで増やさず、季節ごとの暮らしを見てから足したい。冬に必要な物、夏に使う日よけ、来客時の動線などは、一度体験すると本当に必要な形が分かってきました。完成した家へ暮らしを合わせるのではなく、住みながら家を自分たちに近づけていきます。
今日、ノートに残したこと
完成した家も、住み始めた日から少しずつわが家になっていく。季節の光や温度、小さな音、戻しにくい収納を一年かけて記録すると、次の手入れが見えてくる。急いで物を買い足さず、暮らしながら家を自分たちへ近づけていきたい。



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