夫婦ふたりの家なら、広いLDKと寝室があれば十分という考え方がある。部屋数を減らせば家をコンパクトにでき、建築費や冷暖房の負担も抑えやすくなりそう。
その一方で、在宅時間が長くなったり、趣味や就寝時間が違ったりすると、一人で過ごせる場所が欲しくなるかもしれません。仲が良いことと、いつも同じ空間にいることは別のもの。
使わない個室を増やすのではなく、お互いが心地よく過ごすための距離をどうつくるか。二人暮らしの部屋の持ち方を考えてみることにしました。
生活時間の違いを書き出す

起きる時間、寝る時間、仕事、テレビ、音楽など、音や明かりが気になる場面を確認しておきたいところ。どちらかが我慢する前提ではなく、自然に分かれられる場所を考えてみることにしました。
寝室を一つにする場合も、体調や睡眠のために別に休める場所があると安心です。普段は書斎や客間として使える部屋なら無駄になりにくいはず。
小さな専用スペースでもよい

完全な個室でなくても、机一つ、好きな椅子、趣味の棚など、自分だけの場所があると落ち着けるもの。LDKの一角を壁や収納で緩やかに区切る方法もあります。
閉じた部屋が苦手なら、扉を開けたときにリビングとつながる配置にしたい。気配は感じながら視線だけ外せる距離が、二人に合う場合もあります。
広さを同じにしなくてもいい

二人の部屋を同じ広さにそろえるより、そこで何をするかに合わせる。仕事をする人には机と収納、読書が中心なら椅子と本棚が置ける幅が必要になりそう。
面積だけで公平さを決めず、日当たり、音、収納なども話し合いたい。どちらか一方の希望だけが後回しにならないよう、優先条件をそれぞれ三つずつ出します。
将来の使い方を固定しない
働き方や体調が変われば、必要な部屋も変わってくるもの。収納家具で区切る、引き戸でつなぐなど、後から用途を変えられる形にしておくと安心です。
個室を持つことは離れるためではなく、機嫌よく一緒に暮らすための余白でもあります。二人で過ごす中心と、一人で戻れる場所の両方を大切にしたいと思うんです。
間取りを決める前に、休日を家でどう過ごしているか観察してみる。同じ部屋で別々のことをして心地よいのか、音や画面が気になるのかを知ると、必要な距離が見えてきます。完成後のルールではなく、空間の力で自然に選べる家にしたい。
今日、ノートに残したこと
二人それぞれが、家で一人でしたいことを三つ書く。



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