住宅ローンの借入額を減らすため、貯蓄をできるだけ頭金に入れたほうがよいように思える。毎月の返済が下がれば、利息の負担も抑えやすくなりそうです。
しかし家の購入時には、工事や物件の代金以外にも支払いがあるもの。入居後すぐに設備が必要になったり、病気や収入減が起きたりしても、使えるお金がなければ困ります。
頭金をいくら入れるかより先に、何のためのお金を残すかを考える。50代からの家づくりで守りたい手元資金を整理します。
購入時の諸費用を分ける

登記、ローン、保険、税金、引っ越しなど、購入価格に含まれない支出がある。土地や契約条件で内容が変わるため、項目別に見積もります。
現金での支払いが必要な時期も確認しておきたいところ。ローンが実行される前に支払うお金があれば、一時的な資金方法も金融機関へ相談してみようと思うんです。
入居後に必要な物を見積もる

家具、家電、カーテン、照明、外構など、入居して暮らすために必要な物を一覧にしておく。今の家から持っていく物と買う物を分けて考えることにします。
すべてを新しくする必要はありません。入居時に必要な物を優先し、暮らしながら選べる物は後回しにすると出費を分散できそう。
生活防衛資金を残す

病気、失業、家族の事情などで収入が減っても、一定期間暮らせるお金を住宅資金と分けて考えることにします。必要額は生活費や働き方によって異なるもの。
医療費や親の支援など、50代以降に起こり得る支出も考えてみることにしました。使う予定のない余りではなく、触らないための資金として確保しておきたいところ。
修繕用のお金を始めから用意する
新築でも設備の故障や自然災害による修理が必要になることがある。保証の対象外となる支出に備え、小さな積立を始めます。
戸建てではまとまった修繕費を自分で準備することになるもの。住宅ローンの返済額に積立を加えても続けられるかを確認しておきたいところです。
頭金は家計全体で決める
頭金を増やした場合の返済額と、手元に残る金額を並べてみる。金利だけでなく、安心して暮らせる余裕を含めて比較します。
年齢、収入、退職時期、健康状態によって答えは変わってくるもの。金融機関の借入可能額ではなく、自分の生活計画から決めておくと安心できそうです。
自己資金の計画は、契約時だけでなく、土地代、着工金、中間金、引き渡しなど支払い時期ごとに確認しておきたいところ。口座に残高があっても、別の支払いに使う予定なら頭金には回せません。目的別に口座や表を分け、使ってよい範囲を家族で共有します。
今日、ノートに残したこと
頭金を多く入れるほど安心、とは限らないことが今日の学び。諸費用、入居準備、もしもの生活費、将来の修繕。そのお金を先に分けてから、住宅へ回せる額を考える。手元に残る安心も、家づくりの予算の一部として大切にしたい。



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