50代から家を買おうとすると、最初に気になるのが住宅ローンです。30代なら35年で考えられても、50代では完済時の年齢が高くなります。そもそも借りられるのか、毎月いくらなら安心なのか、不安になるのは自然なことです。
金融機関が示す借入可能額は、家計にとっての安全額と同じではありません。住宅費のほかにも、生活費、医療費、住まいの修繕費がかかり、働き方や収入が変わる可能性もあります。
大切なのは、家を手に入れることだけをゴールにしないこと。住んだあとの暮らしに余白を残すために、50代からの返済期間と借入額を考えてみます。
完済年齢から逆算して考える

住宅ローンには申込時と完済時の年齢条件があり、金融機関によって内容が異なります。長い期間を選べても、退職後まで同じ返済額が続く計画なら、年金や貯蓄で支払えるかを確かめておく必要がありそうです。
たとえば65歳まで働く予定なら、それまでに大部分を返す、退職金での一括返済を当然の前提にしないなど、自分なりの線を決めていけたらと思うんです。完済年齢だけでなく、収入が変わる年齢から逆算することが大切なのだそう。
頭金を入れすぎない

借入額を減らすために頭金を多く入れると、毎月の返済は軽くなります。ただし手元のお金を使い切ってしまうと、入居後の修理や病気、収入減に対応できません。
引っ越し費用、家具や家電、税金など、購入価格以外にもまとまった支出があるんですね。少なくとも数年分の生活防衛資金は残し、頭金と手元資金のバランスを取るほうが安心です。
毎月返済額だけで判断しない

広告にある月々の返済例は、一定の金利や長い返済期間を前提にしている場合があります。変動金利なら金利上昇の影響も考え、固定資産税、管理費、修繕積立金などを足した住居費全体で比べてみようと思うんです。
今の家賃と同じ返済額でも、持ち家では修繕や設備交換を自分で負担します。ローン返済後にも費用は続くため、毎月の支出に修繕用の積立を含めて考えたいところです。
一つの銀行だけで決めない
金利だけでなく、団体信用生命保険の保障内容、繰上返済の手数料、相談のしやすさも金融機関ごとに違います。年齢や健康状態によって選べる商品も変わるため、早めに複数の候補を調べておきたいところです。
住宅会社に勧められたローンをそのまま選ばず、自分の家計を理解している第三者にも相談する。条件を横に並べることで、家の予算そのものを見直すきっかけにもなりそうです。
今日、ノートに残したこと
「借りられる額」「返せる額」「安心して暮らせる額」は別。



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